毒殺とはこんなに難しいものだったのか!?

 帝国のテント基地でケフカが企んだ凶悪な策とは…毒殺。
ケ「レオは邪魔したが、かまわず流しちゃうもんねー♪」
 彼の手には紫の液体…。
ケ「エイ!」
 ドボドボ…川はあっという間に紫色に染まっていく…。
 と、せかせかと走り寄る兵士A。
兵士A「ああっ、ケフカ様! どうしてそれを持ってるんです!!」
ケ「へっへっへ、流してしまえばこっちのもの! これでドマ城は壊滅だ!! 毒殺万歳!!」
兵士A「毒殺…おなか壊すだけだと思いますが」
ケ「…へっ?」
兵士A「それはデンプン入りのヨウ素液です…薬『飯型下剤』の実験をしておりまして」
ケ「…毒持ってこい、毒ー!! 紫色の液体だ!!ファイアーっ!!」
 やけになって魔法をぶっ放すケフカ。
 数分後。
兵士A「持ってまいりました!」
 兵士はケフカに紫色の液体が入ったビンを手渡す。
ケ「フン! …今度こそ!!」
 ドボドボ…川はさらに紫色に染まる。
兵士B「おーい、机においてあった俺の水虫薬どうしたー? 紫色の、あれだよ」
ケ「……おい」
兵士A「申し訳ございません、ケフカ様ーっ!! わざとじゃないんですー!!」
兵士B「あ、お前またドジったな!? 今週これで十五回目だろ!」
ケ「十六回だ…(泣)」

END(ドマ王「この水は…まずい…」カイエン「これが本当の水攻め…ゆ、許さんぞ、帝国め!」
    ドマ城の人間は皆死んでない…ハッピーエンド、か?)